Claude Code 2026年3月・4月アップデートまとめ|Voice Mode・/loop・Computer Use・/powerupを徹底解説
2026年3月・4月にリリースされたClaude Codeの主要アップデートを解説。Push-to-Talk音声入力モード、/loopコマンドによる自動反復実行、Computer Use(PC画面操作)、/powerupチュートリアル機能など、開発効率を大きく変える新機能を実践的に紹介します。
「Claude Codeが3月・4月にアップデートされたけど、何が変わったの?」
そんな疑問に答えます。2026年3月〜4月、Claude Codeには開発体験を大きく変える複数のアップデートが入りました。
この記事でわかること:
- Voice Mode(Push-to-Talk):手を動かさずに話しかけてコードを書く方法
/loopコマンド:定期的な作業を自動化・繰り返し実行する方法- 128kトークン出力対応:大規模ファイル生成がどこまで可能になったか
- Computer Use:PCの画面を直接操作できる新機能(3月後半追加)
- 4月の新機能:
/powerupコマンド、Cost Insights改善など
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1. Push-to-Talk Voice Mode:話しかけるだけでコーディング
概要
3月のアップデートで、**音声でClaude Codeを操作できる「Voice Mode」**が追加されました。
これまでは全てキーボードでタイピングする必要がありましたが、Voice Modeを使えばマイクに話しかけるだけで指示を出せます。
有効化の方法
インタラクティブセッション内で以下のコマンドを入力します:
/voice
有効化後はスペースキーを長押ししている間だけ録音されます。離した瞬間に音声がテキストに変換され、Claudeに送信されます(Push-to-Talk方式)。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
/voice | Voice Modeを有効化・無効化 |
| スペースキー長押し | 録音開始 |
| スペースキーを離す | 録音終了・送信 |
どんなときに役立つか
特に効果的なシーン:
- 複雑な仕様を言語化するとき:「この関数は〜という条件のときに〜を返して、エラー時は〜」と口頭で説明する方が速い場合
- デュアルモニター作業中:片手でブラウザのAPIドキュメントを見ながら、もう片手は別の作業をしたいとき
- 長文の指示を出すとき:タイピングより話す方が明らかに速い
注意点:
- 認識精度は環境(マイク品質、周囲の雑音)に依存
- 英語での精度が最も高い(日本語も動作するが精度差あり)
- 静かな環境での使用を推奨
2. /loop コマンド:定期タスクの自動反復実行
概要
/loop コマンドは、指定したタスクを繰り返し実行する機能です。
「5分おきにログを確認して異常があれば報告して」「毎回ビルドが通るか確認してからコミットして」といった定期・反復作業を自動化できます。
基本的な使い方
/loop [間隔] [タスク内容]
例:
/loop 5m "package.jsonの依存関係に脆弱性がないかチェックして"
/loop 10m "テストが全部パスするか確認して。失敗したら原因を教えて"
実践的なユースケース
ケース1:長時間ビルドの監視
/loop 3m "ビルドのエラーログを確認して、新しいエラーが出たら教えて"
CIが走っている間、別の作業をしながらビルド状況を自動監視できます。
ケース2:開発中のコード品質チェック
/loop 15m "変更されたファイルのLintエラーをチェックして修正案を提示して"
作業の合間に自動でコードレビューをかけられます。
ケース3:セキュリティ監視
/loop 30m "依存パッケージの既知の脆弱性を確認して報告して"
/loop の停止方法
実行中に Ctrl+C を押すと停止します。
ポイント:
/loopはClaude Codeのセッションが生きている間だけ動作します。セッションを閉じると自動的に停止します。長期間の定期実行には向いていないため、その場合はOSのcronやタスクスケジューラーを使いましょう。
3. 最大出力トークン 128k 拡張:大きなファイルを一度に生成
何が変わったか
これまでの最大出力トークン数は 64,000トークンでしたが、今回のアップデートで 128,000トークン(128k) に倍増しました。
トークン数と生成できるコード量の目安
| 出力トークン | 生成できるコードの目安 |
|---|---|
| 64k(旧) | 約2,000〜3,000行のコード |
| 128k(新) | 約4,000〜6,000行のコード |
※ 日本語コメントや変数名の長さによって変動します。
どんな場面で恩恵を受けるか
ファイル数の多いプロジェクト生成:
「EC サイトのバックエンドAPIをREST全エンドポイント込みで生成して」といった大規模な一括生成が従来より安定して行えます。
大きなドキュメント・仕様書の生成:
詳細な技術仕様書、長いREADME、テストケース一覧の生成など、文書量が多いタスクでも途中で切れにくくなりました。
長いファイルのリファクタリング:
数千行のレガシーコードを一度に渡して全体的なリファクタリングを依頼する際、レスポンスが途中で切れる問題が改善されます。
注意:出力トークンが増えても、入力(コンテキスト)ウィンドウのサイズは変わりません。Claudeが「一度に読める量」ではなく「一度に書ける量」が増えたイメージです。
4. Computer Use:PCの画面を直接操作(3月後半追加)
概要
3月23日にPro・Maxプランのユーザー向けに「Computer Use」機能が展開されました。
これはClaude CodeがPCの画面を直接見て操作できる機能です。ブラウザを開く・クリックする・入力する・スクロールするといったGUI操作をClaudeが自律的に行えるようになりました。
できること
| 操作 | 具体例 |
|---|---|
| ファイルを開く | Finderやエクスプローラーでファイルを開く |
| 開発ツールの実行 | GUIベースの設定画面を操作する |
| クリック・入力 | WebアプリやデスクトップアプリのUI操作 |
| 画面内容の読み取り | スクリーンショットを解析して状況を把握 |
使い方
特別なセットアップは不要です。Pro・Maxプランでセッション中に以下のように指示するだけで動作します:
「ブラウザでlocalhost:3000を開いて、ログインフォームに入力してください」
「このエラーのスクリーンショットを確認して原因を教えて」
注意点:
- Pro・Maxプランのみ対応(Freeプランでは利用不可)
- 機密情報が画面に表示されている状態での使用には注意が必要
- 操作の途中で確認を求める場合があります
どんな場面で役立つか
- GUI設定ツールの操作:CLIがないアプリのセットアップを自動化
- テスト自動化:ブラウザ上での手動テストをClaudeが代行
- スクリーンショットデバッグ:「この画面のどこがおかしいか」を視覚的に解析
5. その他のアップデート(3月分)
多言語インターフェース対応
Claude Codeのインターフェースが新たに10言語追加され、より多くの言語で操作できるようになりました。
新たに追加された言語(一部):
- ロシア語
- ポーランド語
- トルコ語
- オランダ語
- その他6言語
日本語は以前から対応済みです。
VS Code 統合の安定性向上
VS Code拡張機能との統合でいくつかの改善が入りました:
- コンソールフラグの追加:デバッグ時の情報表示が充実
- ターン所要時間の表示:各応答にかかった時間が確認できる
- 表示の安定性向上:特定環境でのUI崩れが修正
6. 4月のアップデート(追記)
2026年4月にも継続してアップデートが配信されています。主な新機能を紹介します。
/powerup コマンド:インタラクティブなチュートリアル
/powerup コマンドを使うと、Claude Codeの機能を対話形式で学べるチュートリアルが起動します。
/powerup
機能の使い方がわからないときや、新しくチームに入ったメンバーのオンボーディングに活用できます。テキストを読むだけでなく、実際に手を動かしながら学べるのが特徴です。
Cost Insights:より詳細なコスト分析
コスト表示が改善され、どのタスクにどれだけのトークンを使ったかを細かく把握できるようになりました。
- タスク別・セッション別のコスト内訳
- 使用傾向の可視化
- 予算管理に役立つ詳細レポート
/cost コマンドで確認できる情報量が増えています。
Bedrock Setup Wizard:AWS Bedrock連携を簡単設定
AWS Bedrock経由でClaude Codeを利用している方向けに、設定ウィザードが追加されました。
これまで手動で設定が必要だったAWS認証情報やリージョン設定を、対話形式で簡単に完了できます。企業環境でAWS Bedrockを経由してClaudeを利用しているチームに特に便利な機能です。
パフォーマンス改善:大規模ファイル書き込みの高速化
大きなファイル(数百行〜数千行)を生成・編集する際の速度が向上しました。128kトークン出力と組み合わせることで、大規模なコード生成がより快適になっています。
7. アップデートの全体まとめ
| 機能 | 内容 | 対象ユーザー | 時期 |
|---|---|---|---|
| Voice Mode | スペースキー長押しで音声入力 | タイピングを減らしたい方 | 3月 |
/loop コマンド | 定期タスクの自動反復実行 | 監視・反復作業を自動化したい方 | 3月 |
| 128kトークン出力 | 大きなコード・文書を一括生成 | 大規模ファイル生成が多い方 | 3月 |
| Computer Use | PCの画面を直接操作 | GUI操作・テスト自動化をしたい方 | 3月後半 |
| 多言語対応 | 10言語追加 | 英語以外の言語ユーザー | 3月 |
| VS Code統合改善 | 安定性・情報表示の向上 | VS Code + Claude Code ユーザー | 3月 |
/powerup コマンド | インタラクティブなチュートリアル | 新機能を体系的に学びたい方 | 4月 |
| Cost Insights改善 | 詳細なコスト分析表示 | 使用量・コストを管理したい方 | 4月 |
| Bedrock Setup Wizard | AWS Bedrock設定の簡略化 | 企業でAWS Bedrock利用中の方 | 4月 |
| ファイル書き込み高速化 | 大規模ファイル生成がより速く | 大きなファイルを頻繁に生成する方 | 4月 |
どのアップデートから試すべきか
すぐに試す価値が高いもの:
/loopコマンド → 設定不要でその日から使える。繰り返し確認作業がある方に特に効果的- Voice Mode → 静かな環境で作業している方は試す価値あり
/powerupコマンド → Claude Codeを使い始めたばかりの方・チームのオンボーディングに
Pro・Maxプランなら特に注目:
- Computer Use → GUIアプリのテスト自動化や画面操作を自動化したい方はぜひ試してほしい機能
恩恵を感じるまでに時間がかかるもの:
- 128kトークン拡張 → 普段の用途では気づきにくい。大きなファイル生成をするプロジェクトで実感できる
まとめ
2026年3月・4月のClaude Codeアップデートの要点:
- Voice Mode:
/voice+ スペースキー長押しで音声入力が可能に /loop:定期・反復タスクの自動化ができる新コマンド- 128kトークン出力:大規模コード生成がより安定
- Computer Use:Pro/MaxプランでPCの画面を直接操作できる新機能(3月後半)
/powerup:対話形式でClaude Codeの機能を学べる新コマンド(4月)- Cost Insights改善:コスト分析がより詳細に(4月)
Claude Codeは毎月継続的にアップデートが入るツールです。公式のリリースノートやGitHubリポジトリも定期的にチェックして、最新機能を活用しましょう。